カテゴリ:中国語( 195 )

多音多義語(その2)

①“奇数”“五十有奇”など「奇数・端数」の意は。 ②“奇妙”“好奇”“奇怪”など「珍しい;怪しむ」の意は     ①“系领带”“把领扣系上”など「結ぶ」の意は。 ②“系统”“关系”“联系”など「系統;つなぐ」の意は     ①“下降”“降雨”など「下がる;下げる」の意はjiàng。 ②“投降”“降伏”など「降伏する;降伏させる」の意はxiáng     ①“牛角”“角度”“东南角”など「つの;角度;かど」の意はjiǎo。 ②“主角”“跟别人口角”など「役者;配役」「競争する」の意はjué     ①“睡觉”“午觉”など「眠り」の意はjiào。 ②“感觉”“不知不觉”など「感じる;悟る」の意はjué     ①“校正”“校阅”など「比較する;照合する;訂正する」の意はjiào。 ②“学校”“少校”など「学校」「佐官」の意はxiào     ①“把鸭子圈起来”など「(柵で家畜などを)囲う;閉じ込める」の意はjuān。 ②“猪圈”“羊圈”など「家畜小屋」の意はjuàn。 ③“铁圈”“画一个圈”など「輪;丸」「範囲」「囲む;丸を書く」の意はquān     ①“这里落了两个字,应该添上”“他走得慢、落在很远”など「落とす;脱落する;置き忘れる」などの意は。 ②“落泪”“太阳落山了”“落幕”“没落”“名落孙山”“下落”“大权旁落”“落空”“落款”など「落ちる;下がる;没落する」などの意はluò。 ③“落汗”“落价”“落色”などの「落ちる」の意はlào     ①“欢乐”“你乐了什么?”など「楽しい」「好む」「笑う」の意は。 ②“音乐”“乐器”など音楽に関する“”はyuè     ①完成態・出現態の助詞はle。 ②“没完没了”“了解”“受不了”など「完了する」「わかる」,可能を示す意はliǎo。 ③“了望”など「遠く見渡す」の意はliào     ①“咱俩兄弟俩”“给你俩钱”など「二人;二つ」の意はliá。 ②“伎俩(腕前) liǎng     ①“弄堂”“里弄”など「路地」の意はlòng。 ②把事情弄好”“弄手段”など「やる;つくる;もてあそぶ」の意はnòng。     ①“露面”“露马脚”“露馅儿”など()「現れる」の意はlòu。 ②“暴露”“露水”“露地”など「現れる」「露」「露天の」の意は     ①“比率”“效率”など「率;割合」の意は。 ②“率领”“草率”“坦率”など「率いる」「軽率だ」「率直だ」の意はshuài     ①“没有”“没关系”など「無い;未だ」の意はméi。 ②“沉没”“出没”“没收”など「没する;隠れる」の意は     ①“模型”“模仿”など「型;模型」「模倣する」の意は。 ②“模子”“模样”など「型;鋳型;姿かたち」の意は     ①“黏土”“粘液”など「ねばねばしている」の意はnián。 ②“糖粘在牙上了”“粘信封”など「(粘性のある物が)くっつく」「くっつける」の意はzhān     ①“脾气强”“强嘴”など「強情である」の意はjiàng。 ②“强大”“要强”など「強い;優れている」「力ずくである」の意はqiáng。 ③“勉强”“强辩”など「無理やりに」の意はqiǎng     ①“亲兄弟”“亲戚”“定亲”“亲爱”など「肉親;親戚;婚姻」の意はqīn。 ②“亲家”“亲家母”“亲家公”などの意はqìng     ①“红色”“景色”など「色彩;顔色;種類;情景;色欲」の意は。 ②()落色làoshǎi退色”はshǎi     ①“树枝折了”“折本”など「(細長い物が)折れる」「損をする」の意はshé。 ②“折腾(ひっくり返す)zhē。 ③“折断”“曲折”“挫折”“转折”“折磨”など「折る;曲がる;方向を変える」の意はzhé     ①“省略”“省事”など「省く;節約する」「(行政単位の)省」の意はshěng。 ②“反省”“不省人事”など「省みる:悟る」の意はxǐng     ①“识字”“知识”など「知る;覚える」「知識;見識」の意はshí。 ②“标识()博闻强识”など「記憶する」「しるし」,書面語の意はzhì     ①“数不清”“数一数二”など「数える」の意はshǔ。 ②“数字”“数十种”など「数」「いくつか」「運命」の意はshù。 ③“频数”などの「たびたび;しばしば」の意はshuò    宿 ①“住宿”“宿愿”など「泊まる」「年来の」の意は。 ②量詞はxiǔ。 ③“星宿”など「星座;星宿」の意はxiù     () 切削”“削果皮”など「削る;(皮を)むく」の意はxiāo。 ②“削减”“剥削”など①の複合語はxuē     () 流了点”“血淋淋”など単用「血」はxiě。 ②() 血液”“血压”“输血()热血青年”などはxuè     ①“捆扎”“扎裤脚”など「くくる;束ねる」の意は。 ②“扎手”“驻扎”など「突き刺す;駐屯する」の意はzhā。 ③“挣扎(懸命にもがく)扎挣 (どうにか我慢する)zhá     ①“失着”“一着厉害”など「(碁・将棋の)手;策略」の意はzhāo。 ②“着火”“着急”“着凉”“睡着了”など「触れる」「(火や灯りが)つく」,動作結果を示す意はzháo。 ③持続態の助詞はzhe。 ③“着陆”“着手”“着眼”“着重”など「着る;付着する;つける」の意はzhuó   


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by damao36 | 2018-01-12 17:43 | 中国語 | Comments(0)

多音多義の漢字(その1)

 中国語の漢字は一字一音節で,その多数が同一音節です。しかし,2つ以上の音節をもつ多音多義の漢字も少数ですがあります。『中国語学習ハンドブック』(大修館書店)にはこの多音多義の漢字が126語(P.85)挙げられています。多音多義の漢字には発音がまったく異なる漢字声調のみが異なる漢字とがあるので,まずは「発音がまったく異なる漢字」60語を以下にまとめておきます。

発音がまったく異なる漢字

①“剥皮”“剥花生()など「はぐ;むく」の意はbāo。 ②“剥削”“剥夺”など複合語・成語・書面語は     ①“薄薄地”“纸很薄”など薄い」の意はbáo。複合語・成語・書面語は。 ②“薄荷 (ハッカ)のみ    便 ①“方便”“随便”“大便”など「便利である」,排泄物の意はbiàn。 ②“便宜”“大腹便便”など「値が安い」,「でっぷりしている」の意はpián     ①“参加”“参观”“参考”など「参加する;参考にする」の意はcān。 ②“参差不齐”“参错”など「不揃いである」の意はcēn。 ③“参商”“人参” など「二十八宿の一」「朝鮮人参」はshēn    ①“埋藏”“捉迷藏”など「隠す;貯える」の意はcáng。 ②“宝藏”“西藏”など「倉庫」,チベットはzàng     ①“曾经”“未曾”など「かつて」の意はcéng。 ②“曾祖父”“曾孙”など「三世代隔てた親族」はzēng     ①“差别” “差异”“差错”など「違い;へだたり;誤り」の意はchā。 ②()差不多”“还差一个人”“条件很查”など「隔たりる;欠ける;劣る」の意はchà。 ③“差使”“出差”など多くは「派遣する」の意はchāi。 ④“参差不齐”など「不揃いである」の意は     ①“调查”“”など「調べる」の意はchá。 ②“山楂(サンザシ)zhā     ①“长短”“特长”“擅长”など「長い;優れている」の意はcháng。 ②“生长”“成长”“校长”“长辈”など「生(成)長する;長(おさ)」の意はzhǎng     ①“朝廷”“朝东走”など「王朝」「向かう」の意はchāo。 ②“今朝”“一朝有事”など「あさ;日」の意はzhāo     ①“汤匙”など「スプーン」のときはchí。 ②“钥匙(カギ)shi     ①“家畜”“畜生”など名詞「鳥獣類」の意はchù。 ②“畜牧业”“畜养”など動詞「鳥獣を飼う」の意は     ①“传播”“宣传”“传达”“传统”など「伝える」の意はchuán。 ②“自传”“Q正传”など「伝記」の意はzhuàn     ①“大河”“大吃一惊”など「大きい;大いに」の意は。 ②“大夫”(医師)はdài     ①“子弹”“炮弹”など名詞「たま」の意はdàn。 ②“弹钢琴”“弹劾”など「はじく」「正す」などの意はtán 。     ①“取得”“不得吸烟”など「得る;~できる」の意は。 ②“得多少天”“得吃一点”など「必要である;~せねばならぬ」の意はděi。 ③助詞用法はde     ①“的确”など「確かに」の意は。 ②“目的”“有的放矢”など「まと」の意は。 ③助詞用法はde     ①“地球”“土地”など「地球;地面」の意は。 ②助詞用法はde     ①“调查”“调动”など「調査する;移動する」の意はdiào。 ②“调和”“调解”“调戏”など「調和する;ととのえる;挑発する」の意はtiáo     ①“都有”“都来了”など「すべて」の意はdōu。 ②“首都”“都市”など名詞「みやこ;都市」の意は     ①“温度”“程度”“度日”など「(単位)度;度合;過ごす」の意は。 ②“”存度猜度”など「おしはかる」の意はduó     ①“恶心(吐き気をもよおす;嫌悪感を持つ)の意はě。 ②“罪恶”“恶化”“恶劣”“凶恶”など「悪い」の意はè。 ③“可恶”“厌恶”“憎恶”など「憎む」の意は     ①“给你这个”“给火烧掉了”など「与える」,対象・受身の介詞はgěi。 ②“供给”“自给自足”など書面語・複合語は     ①“还有”“他还在工作”など「まだ;さらに」の意はhái。 ②“还礼”など「返す」の意はhuán     ①“行业”“银行”“一行字”など「行列;職業」,量詞の意はháng。 ②“步行”“行动”など「歩く;行く;行う」の意はxíng     ①“和平”“和气”など副詞「仲がよい;穏やか」,介詞・連詞の意は。 ②“随声附和”など和する」の意は。 ③賭博用語の)あがる(和了) 。 ④“合面”など「(粉状のものを)こねる」の意はhuó。 ⑤“和药”“火或水和不到一块”など「(粉状のものを)混ぜ合わせる」の意はhuò ⑥“暖和(あたたかい)huo     ①“桃核”“核心”“核武器”など「(果物の)さね」,中核は。 ②()梨核”“冰核”など語の「さね」は     ①“会议”“机会”“会说中文”など「集まる;会う;理解する」の意はhuì。 ②“会计”(会計)はkuài    


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by damao36 | 2018-01-12 17:42 | 中国語 | Comments(0)

四声と平仄

 私はときどき掛軸や色紙に書かれた漢文・漢詩の解読を頼まれることがあります。解読するためにはまずは書かれている文字を明確にしなければなりません。私は書道を本格的にしたことはないので,草書体などの文字の確定には難儀することがしばしばです。『五體字類』などで調べても,わからないこともあり,平仄で文字を推定することもあります。でも,漢詩を作るという趣味もなかったので,漢詩の作法もわかりません。特に韻律です。韻律が分かると不明の語句も推測できるというので,韻律関係,まずは「四声と平仄」について,商務印書館の《现代汉语词典》と白水社の『中国語辞典』,岩波の『広辞苑』,小学館の『大辞泉』で調べてみました。

 现代汉语词典

   【四声】 1. 古汉语声调有平声、上声、去声、入声四类,叫做四声。
           2. 普通话的声调有阴平(读高平调、符号是)、阳平(读高升调、符号是/)、上声(读先降后升的曲折调、符号
               是V)、去声(读降调、符号是\)四类,叫做四声(轻声在外)
              
              

【入声】  古汉语四声的第四音。普通话没有入声,古人声字分别读成阴平(屋、出)、阳平(国、直)、上声(铁、北)、去声(客、绿)
 有些方言有入声,入声字发音一般比较短促,有时还带辅音韵尾


  中国語辞典』(白水社

【入声】 ① 入声(音節語尾が〔p〕〔t〕〔k〕で終わるもので,現代中国語共通語では既に消滅して存在しないが,方言ではなお存在することが多い)。

② 入声(中古漢語の四声の一つで,現代語の平声・上声・去声に混入した)。

広辞苑』(岩波書店

にっ-しょう【入声】 漢字の四声の一つ。仄声に属する。ptkに終わる音声に特有の短促な音調,入声の字は日本の漢字音(旧仮名づかい)ではフ・チ・ツ・ク・キのいずれかに終わる。「一」(イチ)「十」(ジュウ)」などの類。入声は現代中国の北方方言では多く失われて平声・上声・去声と合わさり,南方方言では保存されている。にゅうせい。

大辞泉』(小学館

にっ-しょう【入声】 漢字の四声(しせい)の一。屋・妖(よく)・覚・質・物・月・曷(かつ)・黠(かつ)・屑(せつ)・薬・陌(はく)・錫(しゃく)・職・緝(しゅう)・合・葉・洽(こう)17の類の字に分ける。これに属する語はすべて仄韻(そくいん)の文字で,発音が短く急である。日本語のチ・ツ・ク・キ・ウ(歴史的かなづかいではフ)で終わるもの。


上記の説明から中古漢語の四声と北方方言を主とする現代漢語の四声は異なるということがわかる。どう異なるのかを以下にまとめる。

中古漢語の平声(陰平と陽平)は現代漢語の第1声と第2声に,上声は第3声に,去声はが第4声になり,中古漢語の入声は現代漢語では平声・上声・去声に混入している。ただし,現代漢語では入声の文字を特定できなくなっているが,漢音・呉音をもとにしている日本語の漢字音では入声の文字を特定することができる。つまり,日本語の漢字音で音節末音がフ・チ・ツ・ク・キ(ただし旧かな遣い。現代仮名遣いではチ・ツ・ク・キ・ウになる。)のいずれかに終わるのが入声の文字である。


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by damao36 | 2017-11-01 10:48 | 中国語 | Comments(0)

副詞の分類――これでいいのか

 副詞の主な働きは述語動詞の伝える動作や行動,形容詞の性質や状態がどのような条状況下で行われているのかをより具体的な情報として伝える語である。以下はその働きをもとに『中国語文法ワールド』§15副詞P.295)では副詞を1.時間 2.程度 3.範囲限定 4.重複反復 5.方式様態 

6.語気話し手のムード 7.否定禁止 8.疑問」の8項目に分類した。

 初稿段階では上記1~8の分類に従って≪副詞――意味上の分類≫という表にまとめたが,例語をきちんと分類できたという自信が持てず,最終稿ではABC順に例語を挙げるにとどめた。

ところで,近刊の『つたわる中国語文法』(林松濤著 東方書店)を見ると副詞を「1 範囲2 程度3 頻度4 時間5 否定肯定6 様態7 語気」の7項に分けて,とてもわかりやすう説明さえておられた。今後の参考資料として挙げられている例語を私なりに以下の表にまとめてみた。なお,オクラにした私の≪副詞――意味上の分類≫は後日参考資料として掲げる予定である。

             ※ 表内の黒字は『中国語文法』で示した私の副詞の分類です。 

                 表内の黒字は『中国語文法』で示した私の副詞の分類です。

1.範囲   3.範囲限定

1 範囲拡大  也  还  又  再

2 範囲限定  只  只有  光  /仅仅  但  单  

3 総括範囲  都  所有的  一共  一起


2.程度   2.程度

1 感嘆文程度  好  /多么  

2 平叙文程度  特别  比较  很  相当  非常

3 比較の程度  /稍微  得多/多了  再  最///及其/极了


3.頻度   4.重複反復

1 回数の多さ  常常  时常  时不时  有时  偶尔

2 規則性    总是  往往

3 [また]    又  再/再不/再也不  不再/再也不/没再
   还/还不/还没


4.時間   1.時間

1 現状との関係  原来  本来  曾经
   
/从来不/从来没/从来也/从来都/

2 変化との関係  还  已经  刚/刚刚  刚才

3 話し手の気持ち 就  才  

4 継起との関係  /马上//立刻  一直/始终/早晚
   
届时/几时/准时/按时

5 進行を表す   //正在


5. 否定・肯定   7.否定禁止

1 意志と結果       

2 その他の不定副詞    不必  不止  不免  不妨  不曾

                      

3 副詞の“是”        是不是



6.様態   5.方式様態  8.疑問

1 変化を表す     突然  忽然
          
赶忙  连忙  急忙  越  渐  照
2 意識・気持ちを表す 故意  随便  顺便
           不由得  不禁  偷偷  悄悄  别 纷纷


7.語気   6.語気話し手のムード

1 推測殿関係   恐怕  仿佛  好像  似乎

        肯定  一定    说不定  不一定  不见得

2 予想の当たり、外れ  其实  实际上  果然  居然  竟然
    竟  
难怪  怪不得  

3 ラッキー、アンラッキー 正好/刚好/恰好/正巧/不巧
            
幸好/幸亏/还好  亏得/多亏

4 道理との関係  必须/应该  不要/不能 当然/自然 却 难道

5 数量に関する副詞   最多/至少  最不多/差点  千万/万万

6 話し手の心情     //干脆/反正  简直/根本

           到底/究竟/毕竟/不愧为/结果/终于/总算 


 




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by damao36 | 2017-09-26 18:12 | 中国語 | Comments(0)

これでいいのか⑲――介詞構文の<前“不”型>と<後“不”型>

 介詞構文のほとんどは状語として述語の前に来る前置型です。この状語についてはこのブログの前回記事で「状語には①述語の時空間を示す状語時間詞・方位詞・場所詞,それに時空間を示す介詞連語),②述語と関わる人・物・事の働きに関わる状語述語と人・物・事との関連を示す介詞連語),③述語の状態を示す状語副詞や形容詞など)とがある」と書きました。

上記の状語の分類によると,介詞連語は①と②に関わるのですが,介詞連語を用いた介詞構文を否定の副詞“”で否定するとき,大多数は述語の直前ではなく,述語を修飾する状語の介詞連語の直前に置かれます。しかし,介詞連語の前ではなくその後の述語の直前に置かれる型もあります。この2つの介詞構文の否定の型を相原茂氏は著書『読み解く文法』(現代書館)で,<前“”型>と<後“”型>と命名しています。

ところで,拙著『中国語文法ワールド』の§16介詞または§22-2 “把”構文例文を当ってみると,その点に関する解説がほとんどなことに気づきました。介詞構文の否定には<前“”型>と<後“”型>とがあるという視点をも加えておくべきではと反省しております。

 それでは介詞連語の<前“”型>と<後“”型>とはどういうことなのでしょうか。『読み解く文法』の例を用いて私なりに説明しておきます。

   A 跟她说话  彼は彼女と話をしない。彼は彼女と話したがらない。

B 在家啤酒私は家ではビールは飲まない。外でなら飲む。

A’他跟她说话 彼は彼女と話さない。彼は彼女と口も利かない間柄である。

B’我在家啤酒私は家ではビールは飲まない。○○酒なら飲む。

ABの“”は<前“”型>です。この型の“”は状語の介詞連語“跟她”と“在家”,述語または述・賓連語の“说话”と“啤酒”,その両方を否定しています。ABの“”は<後“”型>です。この型の“”は述語または述・賓連語の“说话”と“啤酒”のみを否定しています。ゆえに,意味が少々異なります。

※ B文の述語“说话”はいわゆる構文の離合詞です。辞書等では1語としてお使われているので,とすべきか、とすべきか迷っております。

 

上記のAB両文は<前“”型>にも<後“”型>にもなる文でした。ところが,<前“”型>のみ,あるいは<後“”型>のみの文もあります。以下の例Cが前者で,Dが後者です。

C 跟他一块

  D 离学校

どうしてそんな違いがあるのでしょうか。<前“”型>の文は介詞連語と述語VPまたは)とが一体化して,主語の「主観的な意欲」を述べる動態性の叙述になるが,<後“”型>の文は状語の介詞連語の条件下における主語の「客観的な事実」を述べる静態性の叙述になるからだそうです。

Cの述語“”は動作動詞で,動作動詞は動態性なので「主観的な意欲」を述べることになり, Dの述語“”は形容詞で,形容詞は性質や状態を述べる静態性なので「客観的な事実」を述べることになる,そういうことです。

それではどうしてAB文のように「主観的な意欲」を述べる<前“”型>になったり,「客観的な事実」を述べる<後“”型>になったりできるのでしょうか。それは述語の“”“”は動作動詞ですが,賓語の“”“啤酒”と連なると「『話をする」または『ビールを飲む』行為をしたい」という意欲の表現にもなりますが,「『話をしている」または『ビールを飲んでいる』状態にある」という静態性の客観的な事実の叙述にもなるからです。


 ところで,拙著『文法ワールド』の介詞などの例文には“”以外に,“/没有”の例がいくつか出ています。/没有”も“”同様<前“/没有”型>と<後“/没有”型>があるので,理屈は“”と同じかというと,どうもそうではなさそうなので,はたまた疑問にぶつかてしまいました。






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by damao36 | 2017-09-02 09:46 | 中国語 | Comments(0)

多音多義の漢字――発音のまったく異なる漢字(その1)

 中国語の漢字は一字一音節で,その多数が同一音節です。しかし,2つ以上の音節をもつ多音多義の漢字も少数ですがあります。『中国語学習ハンドブック』(大修館書店)にはこの多音多義の漢字が126語(P.85)挙げられています。多音多義の漢字には発音がまったく異なる漢字声調のみが異なる漢字とがあるので,まずは「発音がまったく異なる漢字」60語を2回に分けてまとめてみました。


剥皮”“剥花生()など「はぐ;むく」の意はbāo。 ②“剥削”“剥夺”など複合語・成語・書面語は     ①“薄薄地”“纸很薄”など薄い」の意はbáo。複合語・成語・書面語は。 ②“薄荷 (ハッカ)のみ    便 ①“方便”“随便”“大便”など「便利である」,排泄物の意はbiàn。 ②“便宜”“大腹便便”など「値が安い」,「でっぷりしている」の意はpián     ①“参加”“参观”“参考”など「参加する;参考にする」の意はcān。 ②“参差不齐”“参错”など「不揃いである」の意はcēn。 ③“参商”“人参” など「二十八宿の一」「朝鮮人参」はshēn    ①“埋藏”“捉迷藏”など「隠す;貯える」の意はcáng。 ②“宝藏”“西藏”など「倉庫」,チベットはzàng     ①“曾经”“未曾”など「かつて」の意はcéng。 ②“曾祖父”“曾孙”など「三世代隔てた親族」はzēng     ①“差别” “差异”“差错”など「違い;へだたり;誤り」の意はchā。 ②()差不多”“还差一个人”“条件很查”など「隔たりる;欠ける;劣る」の意はchà。 ③“差使”“出差”など多くは「派遣する」の意はchāi。 ④“参差不齐”など「不揃いである」の意は     ①“调查”“”など「調べる」の意はchá。 ②“山楂(サンザシ)zhā     ①“长短”“特长”“擅长”など「長い;優れている」の意はcháng。 ②“生长”“成长”“校长”“长辈”など「生(成)長する;長(おさ)」の意はzhǎng     ①“朝廷”“朝东走”など「王朝」「向かう」の意はchāo。 ②“今朝”“一朝有事”など「あさ;日」の意はzhāo     ①“汤匙”など「スプーン」のときはchí。 ②“钥匙(カギ)shi     ①“家畜”“畜生”など名詞「鳥獣類」の意はchù。 ②“畜牧业”“畜养”など動詞「鳥獣を飼う」の意は     ①“传播”“宣传”“传达”“传统”など「伝える」の意はchuán。 ②“自传”“Q正传”など「伝記」の意はzhuàn     ①“大河”“大吃一惊”など「大きい;大いに」の意は。 ②“大夫”(医師)はdài     ①“子弹”“炮弹”など名詞「たま」の意はdàn。 ②“弹钢琴”“弹劾”など「はじく」「正す」などの意はtán 。     ①“取得”“不得吸烟”など「得る;~できる」の意は。 ②“得多少天”“得吃一点”など「必要である;~せねばならぬ」の意はděi。 ③助詞用法はde     ①“的确”など「確かに」の意は。 ②“目的”“有的放矢”など「まと」の意は。 ③助詞用法はde     ①“地球”“土地”など「地球;地面」の意は。 ②助詞用法はde     ①“调查”“调动”など「調査する;移動する」の意はdiào。 ②“调和”“调解”“调戏”など「調和する;ととのえる;挑発する」の意はtiáo     ①“都有”“都来了”など「すべて」の意はdōu。 ②“首都”“都市”など名詞「みやこ;都市」の意は     ①“温度”“程度”“度日”など「(単位)度;度合;過ごす」の意は。 ②“”存度猜度”など「おしはかる」の意はduó     ①“恶心(吐き気をもよおす;嫌悪感を持つ)の意はě。 ②“罪恶”“恶化”“恶劣”“凶恶”など「悪い」の意はè。 ③“可恶”“厌恶”“憎恶”など「憎む」の意は     ①“给你这个”“给火烧掉了”など「与える」,対象・受身の介詞はgěi。 ②“供给”“自给自足”など書面語・複合語は     ①“还有”“他还在工作”など「まだ;さらに」の意はhái。 ②“还礼”など「返す」の意はhuán     ①“行业”“银行”“一行字”など「行列;職業」,量詞の意はháng。 ②“步行”“行动”など「歩く;行く;行う」の意はxíng     ①“和平”“和气”など副詞「仲がよい;穏やか」,介詞・連詞の意は。 ②“随声附和”など和する」の意は。 ③賭博用語の)あがる(和了) 。 ④“合面”など「(粉状のものを)こねる」の意はhuó。 ⑤“和药”“火或水和不到一块”など「(粉状のものを)混ぜ合わせる」の意はhuò ⑥“暖和(あたたかい)huo     ①“桃核”“核心”“核武器”など「(果物の)さね」,中核は。 ②()梨核”“冰核”など語の「さね」は     ①“会议”“机会”“会说中文”など「集まる;会う;理解する」の意はhuì。 ②“会计”(会計)はkuài    


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by damao36 | 2017-08-30 10:15 | 中国語 | Comments(0)

これでいいのか⑯――単文・複文・重文(その2)

 前回の記事「これでいいのか⑮」で、複文と重文の関係を以下のように定義しました。

    「英語の複文(a complexsentence)に該当する中国語文は本書の主従複文で,重文
     (
a compound sentence)に該当する中国語文は本書の対等複文であり,中国語は
     重文という語は用いない。


 ところで、日本語の複文と中国語の複文の関係もこれと同じなのかがが気になりました。

 

 なぜなら、『広辞苑』・『大辞泉』・『新明解 国語辞典』の例に、主従複文・対等複文ではない文があるからです。
   A 誰もが雪が降ると思っている。(『広辞苑』

   B ここは雨の多い地方だ。(『大辞泉』  
   C 何を言われても怒ったことの無いのが、強いて言えば欠点だ『新明解国語辞典』

どうもこのABCは『新明解 国語辞典』の複文説明にある「主語・述語・修飾狗のいずれかの中に、主述の対応を含む」有属文のようです。Aは「雪が降る」が目的格の連用修飾語句、Bは「雨の多い」が連体修飾狗、Cは「何を言われても怒ったことの無いのが」が全文の主語(主部)、「強いて言えば欠点だ」が全文の述語(述部)といえます。

 中国語訳のABC文、A文は(=SVO)型の主述賓語文、B文は型の変則連動文(本則は)、C文は全体は複文で、主部と述部は一種の連動文ではないでしょうか。

A 谁都将要雪。

B 这地方雪很

  C 别人怎样他他仍然没生过气, 硬要说来这点他唯一的缺点。

 ということは、日本語の学校文法などの複文に含まれる有属文は、拙著『日英中 三方攻読 中国語文法ワールド』の中国語複文には含んでいないということになります。


ここでまたまた疑問なのは、単文を『広辞苑』は「主語・述語の関係を一組だけ含む文」、『大辞泉』は「一つの文において、主語・述語の関係が1回だけで成り立っているもの」、『新明解国語辞典』は「一つの文の中に、主語・述語の対応関係が一つしか認められないもの」と定義し、《现汉》は“单句”を“不能分析成两个或两个以上的分句的句子”と説明しているので、中国語の連動文や主述賓語文は単文とは言えない、やはり複文の一種ではないのかということです。

どちらであっても中国語の会話上達には関係ないことですが、会話する機会の少ない環境にある私としてはこんなことに気をまわして、ヒマを潰しております。






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by damao36 | 2017-08-23 09:19 | 中国語 | Comments(0)

これでいいのか⑮――単文・複文・重文

文が単文か複文か,それとも重文かという分類,それほど重要な問題ではないでしょうが,用語の意味をきちんと理解しておくことはやはり必要でしょう。

そこで『広辞苑』と『大辞泉』の単文・節・複文・重文の説明と『新明解国語辞典』の単文・複文の説明,さらに《现代汉语词典》の“单句”(単文)“分句”()“复句”(複文)の説明を挙げておきます。(例文には下線を付す。

 【単文】 simple sentence 主語・述語の関係を一組だけ含む文。一つの節からなる文。

 【】  文法で、一組の主語と述語からなるまとまり。

 複文】 complex sentence 主節と従属節からなる文。主節の一部に従属節が含まれている文。「誰もが雪が降ると思っている」「雪が降ると,電車が止まる」「雪が降る日は寒い」「雪の降る」が従属節でそれ以外が主節。

重文】 compound sentence 主語・述語の関係が成り立つ部分が、対等の資格で結ばれている文。合文。「花は咲き,鳥は歌う」の類。(以上『広辞苑』

単文】 文の構造上の分類の一つ。一つの文において、主語・述語の関係が1回だけで成り立っているもの。「鳥が鳴く」「犬が速く走る」などの類。

】  文を構成する部分として一つのまとまりをなす連文節で、その中に主語・述語の関係を含むもの。

 複文】 文を構造上から分類した場合の一。主語・述語からなる文でさらにその構成部分に主語・述語の関係が認められるもの。「ここは雨の多い地方だ」など。

重文】 主語と述語をもつ関係が二つ以上並列的に含まれる文。「冬がさり,春が来る」など。(以上『大辞泉』

単文】 〔文法で〕一つの文の中に,主語・述語の対応関係が一つしか認められないもの。

】  主語と述語を備えた語の連続が,文の一部分となったもの。

複文】 〔文法で〕一文中に主部・述部の対応が二つ以上認められるもの。〔山田文法では〕これを三つに分ける。重文=もと対等の関係を持つ二つの文が,上下区の資格で一文を構成するもの。例:「バッターがよく打ち,ランナーもよく走る」。合文=主・従の関係を持つ二つの句からなる文。例:「君が行くなら,僕も行く」。有属文=主語・述語・修飾狗のいずれかの中に,主述の対応を含む文。例:「何を言われても怒ったことの無いのが,強いて言えば欠点だ」。なお,学校文法では「複文」から「重文」を除く。以上『『新明解国語辞典

单句dēnjù 不能分析成两个或两个以上的分句的句子。

分句fēnjù 语法上指复句里划分出来的相当于单句的部分。分句和分句之间一般有停顿,在书面上用逗号或者分号表示。分句和分句在意义上有一定的联系, 常用一些关联词语(连词、有关联作用的副词或词组)来连接,如天晴了,雪也化了

复句fùjù 语法上指能分成两个或两个以上相当于单句的分句的句子, :梅花才落,杏花又开了河不深,可是水太冷明天不下雨,我们上西山去这三个复句各包含两个分句。同一复句里的分句,说的是有关系的事。一个复句只有一个句终语调,不同于连续的几个单句。



英語の文法書には英文には単文(a simple sentence)・複文(a complex sentence)、そして重文(a compound sentence)という区分があると記されていますが,日本語や中国語の文法書では重文という文法用語をほとんど見かけません。どうしてそうななのかが私にはわからず,ある程度調べた結果,『中国語文法ワールド』P.367では以下のように説明したのでした。

※ 英語では文を単文・重文・複文と区分することがある。しかし,中国語の複文は英語の複文(a complex sentence)ではなく,重文(acompound sentence)に該当する。日本語の学校文法でも重文という分類は採用していない。

でも,改めて上記辞書の説明を読み,この説明の「中国語の複文は英語の複文(a complexsentence)ではなく,重文(acompound sentence)に該当する」という部分はは誤りで,正しくは以下のように訂正すべきだと思うようになりました。

※ 英語では文を単文・重文・複文と区分することがある。しかし,英語の複文(mplex sentence)に該当する中国語文は本書の主従複文で,英語の重文(a compound sentence)に該当する中国語文は本書の対等複文で,重文という語は用いない。なお,日本語の学校文法でも重文という分類は採用されていない。

また,日本語の複文と中国語の複文の関係も気になりました。『広辞苑』・『大辞泉』・『新明解国語辞典』の例に,主従複文・対等複文ではない文があるからです。

A 誰もが雪が降ると思っている。(『広辞苑』

B ここは雨の多い地方だ。(『大辞泉』

  C 何を言われても怒ったことの無いのが,強いて言えば欠点だ『新明解国語辞典』

このABCは『新明解 国語辞典』の複文説明にある「主語・述語・修飾狗のいずれかの中に,主述の対応を含む」有属文のようです。Aは「雪が降る」が目的格の連用修飾語句,Bは「雨の多い」が連体修飾句,Cは「何を言われても怒ったことの無いのが」が全文の主語(主部) ,「強いて言えば欠点だ」が全文の述語(述部),つまり主述述語文といえそうです。

 中国語訳ABC文だと、A文は(=SVO)型の主述賓語文(内界文),B文は型の変則連動文(本則は),C文は日本語も同じですが,全体が継起型の複文で,前節も後節も一種の連動文型です。

A’谁都将要雪。

B’这地方雪很

  C’别人怎样他他仍然没有生过气, 硬要说来,这点他唯一的缺点。


ここでまたまた疑問なのは,単文を『広辞苑』は「主語・述語の関係を一組だけ含む文」,『大辞泉』は「一つの文において,主語・述語の関係が1回だけで成り立っているもの」,『新明解国語辞典』は「一つの文の中に、主語・述語の対応関係が一つしか認められないもの」と定義し,《现汉》は“单句”を“不能分析成两个或两个以上的分句的句子”と説明しているものの,「主・述の関係を一組だけ含む文」とは明言していないことです。「主・述の関係を一組だけ含む文」とは言い難い中国語の連動文を中国語文法では単文とみるのか,複文とするのか,諸書を見てもその点があやふやなことです。






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by damao36 | 2017-08-22 07:51 | 中国語 | Comments(0)

これでいいのか⑭――実現の“了1”、出現の“了2”

 “”については完了・実現の“了1(完成態)と出現・変化の“了2(出現態)があると説明しました(『文法ワールド』P.158)。

 ここで気になるのは“了1”の実現と“了2”の出現という用語です。多くの辞書等の説明は了2”の出現を「発生」と呼んでいるいるのに、どうして私は「実現」と紛らわしい「出現」をあえて使ったのかということです。


 “了1”と“了2”の《现汉》語釈をまずは挙げておきます。


[1] le 1. 用在动词或形容词后面, 表示动作或变化已经完成。

a) 用于实际已经发生的动作或变化。

b) 用于预期的或假设的动作。    


[2]le 2. 用在句子的末尾或句中停顿的地方, 表示变化或出现新的情况

       a) 表示已经出现或将要出现某种情况。     出現2

      b) 表示在某种条件之下出现某种情况。     出現2

      c) 表示认识、想法、主张、行动等有变化。   変化2

      *d) 表示催促或劝止。             語気3



“了1”は“用在动词或形容词后面,表示动作或变化已经完成。”、“了2”は“用在句子的末尾或句中停顿的地方, 表示变化或出现新的情况”と説明されています。

 この“了1”説明から私は人の動作の完成を“完了”、状況の完成を“実現”と理解することにしたのでした。“了2”については、a)b)を“出現”(発生も可)、c)を“変化”と理解することにしたのでした。

要するに、“了1”は人の動作や周囲の状況の変化についにある状態に達したその到達時点に視点があるということです。文末に付加する“了2”は述語のみの変化ではなく、文全体がある状態に到達し、その状況が今も眼前に継続していることを表す、と理解したのでした。

文全体がある状態に到達し、その状況が今も眼前に継続している“了2”の意味を「発生している」と説くよりも、「出現している」と言った方が継続の意味が受け取れると思って、あえて「実現」と紛らわしい「出現」を用いたのでした。「実現している」でも同じではないかと言われそうですが、“实现”には瞬発性が、 “出现”には継続性があると取っつたのですが、いかがでしょうか。

参考までに《现汉》の“实现”“出现”“发生”語釈を挙げておきます。”は「実がなる→物事がなる」、“”は「物事が眼前に出て来ている」、“发”は「(タマゴから雛が孵るように)物事がぱっと現れる」そんな感じだと思うのですが、いいでしょうか。



[实现] shíxiàn 使成为实施; 理想.

[出现] chūxiàn 1. 显露出来; 比赛开始前半小时运动员已经在运动场上了。

2. 产生出来;近年来了许多优秀作品。   

[发生] fāshēng 原来没有的事出现 ; 产生 : 变化事故关系。

   










 






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by damao36 | 2017-08-17 13:24 | 中国語 | Comments(0)

これでいいのか⑬――補語のVCO型とVOC型

補語文型で賓語が現れる文型には以下の数種があります。その文例を『中国語文法ワールド』から挙げておきます。

<結果補語>

b () 

1 了。 Wǒ hēzuì jiǔ le.

 I've become intoxicated from wine.酒に酔ってしまった

8 我的名字Tā xiěcuòle wǒ de míngzi.

He wrote my name wrong.彼は私の名前を書き間違えた

方向補語

h BA型)

1 三瓶啤酒回来Nǐ mǎi sān píng píjiǔ huílai.

Go and buy me three bottles of beer.ビールを3本買って来て

i BA型)

1 Xiàqi yǔlái le

It began/started to rain.雨が降り始めた

 可能補語

d (=/B/BA)型)

1 我没今天的午饭Wǒ méi chīdeshàng jīntiān de wǔfàn.

I missed takingtoday's lunch.(今日の昼飯を食べそこなった) zěnme zǒu

e (=/B)A型)
   我Wǒ chuǎnbushàng qìlái.
 I'm breathing with difficulty. 私は息ができなくなった

h (=/(=起、)) 型)

6 Tā kànbuqǐ wǒ.qǐ ugo               

He looks down on me. (彼は私を見下している)

i (=/A)型)

10 我一眼就Wǒ yì yǎn jiù rènde tā lái.
   I recognized her the moment I saw her.一目で彼女だとわかった
 
l (=/)型)

8 这本书Zhè běn shū zhíde yì dú.

This book is worthreading.(この本は読むに値する)

 <様態補語>

c (1)1(=/得不形容詞) (1)1型)

1 Tā kāichē kāide hěn hǎo.

She driveswell. 彼女は車の運転が上手だ

<数量補語>

b 11 動量・時量補語+11型)

1 中国五次Wǒ qù Zhōngguó qùle wǔ cì.

I havebeen to China 5 times.中国には5回行った

2 汉语十年Wǒ xué Hànyǔ xué shí nián.

I learn Chinese for ten years.中国語を10年勉強している)   

C OC型)

1 一点Qǐng gěi wǒ yì diǎnr.

Give me a little, please.少し私にください

6 汉语十年Wǒ xué Hànyǔ shí nián. 

I have learned Chinese forten years.中国語10年勉強してきた

d CO型) 

1 两次中国Wǒ qùguo liǎng cì Zhōngguó.

I havebeen to China 5 times.中国には2回行った

6 十年()汉语Wǒ xué shí nián Hànyǔ.

I learn Chinese for ten years.中国語を10年勉強している


 上記文型の中で圧倒的に述語の直後に補語の来るCOが多く、述語の直後に賓語の来るOC型は方向補語のh型と数量補語のc型だけです。
    様態補語のc(1)1と数量補語のb11の賓語は補語とは直接関係がない。 


 よりも
COが多いということは、補語は準述語とも言われてるように、述語との関係が深く、ゆえに述語と直結するのが本来の姿なのではないでしょうか。ならば、どうして方向補語のh型と数量補語のc型は述語と補語との間に賓語が挟まるのか、それが今の私の気がかりです。






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by damao36 | 2017-08-14 07:28 | 中国語 | Comments(0)