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2008年 09月 03日 ( 1 )

体感中国語68―中国語の使役文を考える

中国語使役文の基本構造を、私は以下のようにまとめてみました。

≪使役文≫
主語 +  動詞 +  目的語(主語) + 動詞/形容詞

(させるもの)     jiào        (させられるもの)           (ある行為・状況)
             ràng
             Qǐng
             使shǐ




「私は彼を行かせます。」(我叫他去。)と「これはとてもうれしいです。」(这件事使我很高兴。)の具体例でもう少し考えてみます。

 我 / 叫 / 他 / 去。
  (主語)   (動詞)  (目的語)  (動詞) 
               (主語)   (述語)


 这件事 / 使 / 我 / 很 高兴。
  (主語)       (動詞)   (目的語) (副詞) (動詞)
                      (主語)     (述語)


この文例を中国語の語順でまず訳して、最終的にもっとも自然な日本語に到達する過程を4つ設定してみました。

は以下のようになります。
1 「私は させる 彼に(その彼が) 行く。」 (中国語の語順で直訳)2 「私は 彼が 行く ことを させる。」
3 「私は 彼を 行かせる。」
4 「彼を 行かせる。」 (代名詞を省いた訳。)

は以下のようになります。
1 「これは させる 私に(その私が) とてもうれしい。」
2 「これは 私が とてもうれしい状態に させる。」
3 「これは 私にとって とてもうれしいことです。」
4 「これは とてもうれしいことです。」

過程1は中国語の語順のままの直訳。ふつうは3でいいのでしょうが、日本語はできるだけ代名詞はいわないと考え、簡潔な訳として4を考えて見ました。なお、日本語の厄介なところは、話す相手や場面によって、「です・ます」体はやめて、「これは とてもうれしい。」などという言い方があることですが、常体は考えず、敬体で考えることにしました。

ところで、この基本構文を見ると「」、「」、「使」などの使役動詞があり、その後に「ある行為・状況」を表す動詞または形容詞があります。これはSVOV/A文型ということになり、が後のV/Aでもあると理解できるので、使役文はやはり兼語文の一種なのでしょうか。

また、「我叫他去买东西 。」とさらに目的語を加えることもできるのですね。

あとは「」、「」、「使」の使い分け、まだ自信ありませんが、「」は「声かけて~させる」、「」は「好きなように~させる」、「使」は「人を使って~させる」(書面語?)、「」は「お願いして~させる」として覚えることにしました。

さらにこんな言葉も使役動詞(~させる)になるのだとか、急にはマスターできないので、ぼちぼちまいりましょう。


yào (要求して~させる)        qiú (頼んで~させる)
要求yàoqiú (要求して~させる)     強迫 qiǎnpò (強く迫って~させる)
命令mìnglìng (命じて~させる)     吩咐fēnfù (いいつけて~させる)
希望xīwàng (希望して~させる)     帮助bāngzhù (手伝って~させる)
鼓励gǔlì (激励して~させる)        jiào (~させる)
quán (勧めて~させる)           pái (派遣して~させる)
by damao36 | 2008-09-03 12:16 | 中国語文法 | Comments(0)