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体感中国語100―中国語3つの表現パターン

前に何度か日英中の語順は日本語が「誰かが何かがいつ/どこで/何かを/どのように/どういうことで……どうする」だとしたら、英語は「誰かが何かがどうする、何かを、どのように/どういうことで……/どこで/いつ」、中国語は「誰かが何かがいつ/どこで/何かを/どのように/どういうことで……どうするこんなふうに 何かを」というふうになると説明しました。

しかし、実際の表現では全部の要素が含まれているということはなく、極端な場合は言語表現の幹である主語や述部さえも省かれる、無主語文、無述語文というのもあるはずです。でも、基本形は日本語なら、英語ならOC、中国語ならで、中でもは3言語ともに必ず含まれていますから再重要要素といえるでしょう。(したがって、公式はゴチで示しています。)

ところで、日本語なら連用修飾語、英語ならその他の要素(副詞節)、中国語なら状語といわれる部分、上の公式では<>でくくった部分についてですが、その部分が多い表現と、あっても1つくらいの表現とがあり、それは表現者の表現意図によって違うのではないのかという気がし、いちおう以下のように3つのパターンを設定し、それを1 事態・状態叙述文 2 行動・意欲叙述文 3知覚・認定叙述文と名づけてみました。

1 事態・状態叙述文とは
簡単にいうと、この表現は<>の部分が多用され、重視されている文のことです。描写文や説明文で多用される形式で、例えばこんな文例です。

1 昨日は家で本を読んでいました。
  I was reading at home yesterday.
  我昨天在家书。
2 私は昨夜家でやっと宿題をすませました。 
  He finished his home work last night.
  他昨晚在家才做完作业。
3 彼女は5月5日に上海に向かって東京から発つでしょう。 
  She will leaye Tokyo foe Shanghai on may 5.
  她五月五号从东京前往上海。


2 行動・意欲叙述文とは
「誰かの」行動や意欲を語ろうとするとき、中国語の表現ではおそらく述部を2つ必要とする表現、つまり連動文や兼語文のような表現形式になるのではないでしょうか。

この場合V1には状語はあまり必要としないでしょうから、この形式をこれまでのような発想の公式で書くと、「誰かが何かが、 させるされる。(どういうことをかというと)何かをすることを/何かのために・こういう理由で・こんな具合に・こうなるように・こういう手段で・こうなるようにこうすることを」となります。


主語となる人物が行動したこと/していること/しようとしていることを述べる表現ですから、行動・意欲叙述文と名づけてみました。

4 彼は私に空港への道を尋ねました。
  He asked me the way to the airport.
  机场的路。
5 車を降りて北へ行きます。
  You may get off the car and go to the north.
  车往北
6 彼は去年中国中を旅行しました。
  He traveled all over China last year.
  他去年旅游走遍了中国。
7 私は駅でスリに財布を盗られました。
  I had my purse stolen in the station.
  我在车站把我钱包(小偷)偷走了


3 知覚・認定叙述文とは
前回述べた文例で、表現としては2と同じくですが、2のように動作動詞がつらなるのではなく、最初は知覚・認定の状態動詞が来る、そういう表現です。

この場合は、最初の知覚・認定で示された状態が外枠、話題の額縁となって、その中で話題が展開する形式です。中国語の発想の順序は「誰かは 好きである/望んでいる/思っている/こわいと思っている/知っている/感じている……。( (どういうことをかというと) こうすることを」となります。


例えばこんな文例です。

8 中国語で話すよう努力します。
  I ‘ll try to speak Chinese.
  努力尽量汉语。
9 私たちは来月北京見物に行くつもりです。
  We intend to see the sights of Beijing next month.
  我们预定下月北京旅游
10 私は彼がいつ日本から帰るか知っています。
  I know when he’ll come home from Japan.
  知道他什么时候从日本回来


(この分類が妥当かどうか、これ以外にもいろいろあるのか、今後の検討課題です。)
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by damao36 | 2008-10-09 17:03 | 中国語 | Comments(0)
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