<< 体感中国語94―お天気が気にな... 体感中国語92―単文、複文、重... >>

体感中国語93―連動文は不定詞構文か

中国語は単文なのに動詞が2つ、ときにはそれ以上ある表現によく出会います。連動文とか兼語文とかがそれです。

その連動文の例として「我去方便店买面包。」という文を前回挙げました。この文はVOVO型なので、2文と考えて、真ん中でぶちきると、「Vした。Vした。」という意味になります。でも、1文なのですから、真ん中に読点があると考えて「Vして、Vする。」と理解してもいいでしょう。

つまり、この文を「私はコンビニに行きます。パンを買います。」と日本語にしても意味に間違いはありません。ただ、これでは幼稚すぎますから、中学生なら「私はコンビニに行って、パンを買います。」と訳すでしょう。でも、高校生くらいになると「买面包」を「」の目的と解して先に訳し、「私はパンを買いにコンビニに行きます。」と訳すかもしれません。日本語としてはこちらの方が“高度”でしょうか。

どうしてこの方が“高度”なのでしょうか。


「私はコンビニに行ってパンを買います。」
は客観的な事実を述べているだけにすぎませんが、「私はパンを買いにコンビニに行きます。」というと、語り手がどういう目的・理由で行動するのかまでが、語り手の行動の意図が明確にわかるように表現されているからではないでしょうか。


こうした連動文の説明を各文法書を見て調べ、私はかつて以下のようにまとめたことがあります。

2つの動詞(動詞フレーズ)の前後関係は複文の前節と後節が因果・仮定・条件・転折・譲歩・目的・累加・継起・選択などの関係があるように、複文ほどの複雑さはありませんが、対等・並列原因・結果目的手段・方法仮定などの関係をつくっています。読み取りにはこの関係を見破ることが大切です。

でも、自分でまとめたにもかかわらず、連動文を見て、この前節と後節との間には「対等・並列原因・結果目的手段・方法仮定などの関係」とたちどころに見破ったり、連動文にはこんな関係があると正確にこの文を復唱したりすることはできず、そういう関係があることがわかったことはありがたいのですが、どうしてそうなるのかはやっぱりわからないでいたのでした。

そこで、最近の外国語、特に英語の勉強法にならって、以下のように理解することにしました。

まず、「我去方便店买面包。」を語順どおりに「私は 行く コンビニに」というふうに理解します。すると自然に「私はコンビニに行こうとしているのだなあ」ということがわかります。でも、なぜ「行こうとしている」のかはわかりません。その不明な点が述べられているのが後文の「买面包」でしょう。それを読んで、「ははあ、パン買いに行ったんだなあ」とここで納得できます。文法用語の目的関係の連動文であるということを押さえた訳が自然にできてくるのです。


それでは例文をあげておきますから、「Vした。でもわからないところがある。そしてどうしたの。/どうしてそうするの。/どうやってそうするの。/それでどうなの。/……。」と何がわからいのかをいろいろとつぶやいてみてください。そうしたら、この文が文法的説明でいう「対等・並列原因・結果目的手段・方法仮定などの関係」をふまえた日本語訳に自然に成ってくるのではないでしょうか。

1 下车往北走。
2 我坐飞机去东京。
3 我有钱能买新车。
4 你有事可以不来。
5 我昨晚有事没去看电影。




答え(あくまでも参考です)
1=対等・並列     2=手段・方法     3=原因・結果     4=仮定     5=原因・結果
[PR]
by damao36 | 2008-10-01 08:11 | 中国語 | Comments(0)
<< 体感中国語94―お天気が気にな... 体感中国語92―単文、複文、重... >>