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体感中国語77―「状語」ってなにか

体感中国語20「日英中の基本的語順はこうだ」でも書きましたが、日英中の語順は日本語が「「だれが/なにが、いつ・どこで・何を・どのように、どうする」だとしたら、英語は「だれが/なにが、どうする、何を、どのように・どこで・いつ」、中国語は「だれが/なにが、いつ・どこで、どのように、どうする、(こんなふうに)何を」というふうになると私は考えています。
     ≪追記≫中国語の語順に「こんなふうに」を追加しました。これは補語の部分です。


「彼は今日センターで中国語を勉強する。」という具体例を入れて、図式化して示すと以下のようになります。

日本語  だれが/何が + いつ・どこで・何を + ~する   
        (主            語)   +   (連     用    修     飾      語)   +   (述        語)    
      「彼は  今日  センターで  中国語を   勉強する。」

       
英 語  だれが/何が + ~する + 何を +どこで・いつ 
        (主          語)   +    (動      詞)    +  (目 的 語)  +   (副   詞   句/節) 
     「 He  / studies /Chinese/at the Center・ today. 」 


中国語  だれが/何が + いつ・どこで + ~する + 何を    
        (主           語)   +   (状             語)  +   (述    語)   +   (賓   語)
       Tā      jīntiān    zài Zhōngxīn      xué     Zhōngwén.
     「 他 / 今天 在 中心 / /中文。」


具体例の日本語の「いつ・どこで・何を」の部分は学校文法ではいずれも連用修飾語(節)と呼ばれる部分ですが、英語だと「~を」に当たる部分が目的語で他が副詞句・節です。この副詞句・節の部分は今後αと呼ぶことにします。中国語は英語と同じく「~を」に当たる部分が目的語(中国語では賓語)、その他の部分が状語となります。この状語も今後はαと略称することにします。ついでに日本語の連用修飾語の一部もαとしましょう。この部分、中国語は日本語に近く、英語とは違って日本語のように述語の前に置きます。


そこで、もう一度、略称を使って、日英中の構文を整理することにします。

日本語  S + α /O+
         
英 語  S + + O/C + α
      
中国語  S + α+ O
    Cは英語の補語。中国語の補語は述部チャンクとして述部に入れることにしました。

さて、中国語の状語とは状況語とでもいうべきもので、述語(動詞・形容詞)の前にあってその動詞や形容詞の時間や場所、状態や程度、などを表す修飾的な成分のことです。英語でいえばその他の要素、副詞性修飾語でしょう。


中国語は英語同様配置の言語だとよくいわれていますが、どうして副詞性修飾語の部分を中国人は日本語のように述語よりも先に口にしてしまうのか、そこがいまいちわからないでいるところです。

ただ中国語の状語の各要素の並び方は、日本語は融通が利くようですが、中国語は先に時間や場所、状態や程度と書いたように、なぜか必ず時間が先で、その次に場所がくるようです。

時間や空間、英語はつけたしに過ぎませんが、日本語も時間や空間は先に言いますので、東アジア人は常に自分の置かれている時間や空間に格別関心を寄せる傾向があるからに違いない、そんなふうに考えたのですが、考えすぎでしょうか。
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by damao36 | 2008-09-13 17:33 | 中国語 | Comments(0)
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