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中国変革期待論者か、中国崩壊期待論者か

5月4日のサンデー・プロジェクト≪日中激論 チベットもギョウザも≫は、田原総一郎さんと岡本行夫さん、田中均さんお三人が、中国中央テレビキャスターの白岩松さん、元駐日大使の徐敦信さん、中国外交学院院長の呉建明さんを相手に、日中懸案の問題を“本音”で討論する番組でした。

中国でも放送されるとのことで、「事前には触れないでほしいといわれていた問題も話題にしたが、打ち切りにならなかった。オリンピック開催前ということもあろうが、以前に比べると中国の透明度は高まってきている」といった解説を田原さんはされており、日本ジャーナリズムの最近の訪中が中国言論の自由化を一歩進めた」、と”自画自賛”されていました。


幸いその内容を団塊お嬢ジョニー(秋桜)さんが「サンデープロジェクト・日中激論in北京、を見て。」ということで、ほぼ完璧にまとめておられ、大変参考になります。
http://akiyochan.at.webry.info/200805/article_3.html


さて、この番組については、私も前回のブログ「胡錦涛訪日 朝日と産経社説」で、以下のように少しだけ触れてみました。

私にはまあまあ見ごたえある内容でした。田原総一郎さん、岡本行夫さん、田中均さんではなく、中嶋嶺雄さん、宮崎哲弥さん、勝谷誠彦さんだったら、k1なみにもっとおもしろかったのかなあとも思いました。

ところでどうして私は「田原総一郎さん、岡本行夫さん、田中均さん」ではなく、「中嶋嶺雄さん、宮崎哲弥さん、勝谷誠彦さんだったら、k1なみにもっとおもしろかった」などと書いてしまったのでしょうか。


それは最近の中国論を読んだり聞いたりしているうちに、私は論者をまず勝手に大きく二つに分けてしまうようになっつているからです。

ひとつは中国がオリンピックなどを通して次第に開かれた国へと変革することを期待している人たち、簡単にいうと「中国変革期待論者」です。

もう一つは一党独裁の共産主義の政権なのであるから開かれた国、自由と民主主義の国へと変革することなどありえない、自滅まで待つか、崩壊させるしかないと考えている人たち、つまり「中国崩壊期待論者」です。


岡本さんや田中さんの発言を聞いていると、特に以下の下線部なのですが、お二人はいや田原さんも含めてお三人は、「中国変革期待論者」なのだなあと感じたのでした。(秋桜さんのまとめを引用しました)

(田中)
  これからは東アジアが注目される。その安定が重要である。
  特に、米国、日本、中国が大事である。
  だから、胡錦濤さんの訪日は重要で、新しい出発にしたい
  そのためには両首脳は大局を見て欲しい。
(田中)
  北京オリンピックは成功して欲しい。だから、日本は協力すべきと思う。
  日本も韓国もオリンピックを成功して、民主的発展の道を進んできた。
  同時に、今の聖火リレー、開会式などのあり方など気になる。
  たくさん金メダルをとり、どんどんナショナリズムが燃え盛っていくだろう。
  しかし、中国も国際社会の目を気にして欲しい。チベット問題も同じだ。
  暴力でなく、平和的に解決して欲しい。

(岡本)
  日本にとって、一番大切な国はアメリカだ。安全保障条約を結んでいる。
  中国にとっても一番は、アメリカと思う。
  日本にとって、第二番目に大事な国は中国だと多くの人は思っている。  ところが、中国は二番目に大事な国を日本とは言ってくれない。
  日本は、中国を助ける手段も技術も資源も、ある。
(岡本)
  日中には、歴史認識、靖国、教科書、化学兵器、台湾、東シナ海、
  問題は色々あるが、原因を辿ると、実は、解決不可能な問題ではない。
  高い次元に行こうという意志がなかった。
  今まで、意志が欠如していたということだ。


だから、「中国崩壊期待論者」に相違ない中嶋嶺雄さん、宮崎哲弥さん、勝谷誠彦さんだったら、もっと鋭い討論ができたのではないのかなあと想像したのでした。でも、今冷静に考えると、「中国崩壊期待論者」は胡錦涛来日自体が“物乞い”と思っておられるでしょうから、お互いに話してわかる相手ではないということは明確でしょうから、最初からこんな”茶番”の話し合いなどあり得ないことでしょう。


私はまだ「中国変革期待論者」にとどまっているのですが、相手は自由と民主主義の敵であるとはっきり認識して、その延命を手助けするようなことは一切やめて、中国の自滅・崩壊を待つ、それが日本の正しい選択だと考えを転換させるのが正しいのでしょうか。


     (「厄介な隣家」から火が出ているが、手助けするのが正しいか、燃え尽きるのを眺めるのが正しいか 悩めるネズミ)
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by damao36 | 2008-05-07 12:22 | 中国語 | Comments(0)
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