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体感中国語51―方向詞、そして場所詞


中国語の名詞には以下のような種類があるとある辞書に載っていました。

1 一般名詞   2 固有名詞   3 方位詞   4 時間詞   5 場所詞

1と2は問題ありませんが、4も問題なさそうですが、方向補語を考えていたこともあり、3と5が気になりました。

中国語には方向動詞があると同時に方向詞というのもあるということに今気づいたのですが、まず、どうして方向名詞と呼ばないのか、あとの4,5もそうなのですが、そこに最初に引っかかりました。でも、これは問題が小さいでしょうから、方向詞とは何かをまずは考えることにしました。

方向動詞というのが本動詞の方向・移動を補足する語でしたが、この方向名詞というのは前にある名詞の方向、位置を補足するための語のようです。方向詞となる語としてはまずは以下の語がありました。

方向を表す方向詞 ”东 “ “南” “西” “北” “左” “右”
位置を表す方向詞: “上” “下” “里” “外” “前” “后” ”中“ ”间“ ”内”

以上の16の語を単純方向詞というのだそうで、これらの語と他の語とが以下にのべる4つのパターンで組み合わさり、方向動詞と同じく、合成方向詞というのがさらに加わります。

合成方向詞の1つ目は単純方向詞の後に“~边”“~面”“~头”“~方”“~部”という語がつく形です。2番目は単純方向詞の前に“当~”“以~”“之~”のつく形です。3つ目は「単純方向詞+単純方向詞」の形です。4つ目は「単純方向詞+単純方向詞+“面/方/部” 」という3音節語になる形です。


どうして方向詞を方向を表す方向詞位置を表す方向詞とに区分けしたかというと、「名詞+方向を表す方向詞」という語句はダメだけれど、「(非場所性)名詞+位置を表す方向詞」という語句は場所詞に転ずるからなのだそうです。つまり、“电视上”とか“电视前”とはいえるけれども、“电视东”とか“电视左”とはいえないということです。

方向と位置、私には似たようなもので、瞬時にその区別けができそうもないのですが、中国語ってこんなところにえらくこだわるのですね。


これで方向詞というのはわかった気になりましたが、場所詞の場合だと方向詞をつけなくていいけど、非場所詞の場合は方向詞をつけて場所化するということがあるので、この名詞は場所詞なのか、それなら方向詞はいらない、非場所詞なら方向詞がいる、今度はそんなことを瞬時に判断する必要がありそうで、場所詞と方向詞との関係、はなはだ厄介だなあと感じているところです。
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by damao36 | 2008-02-20 11:48 | 中国語文法 | Comments(0)
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