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体感中国語47―品詞なんか知らなくてもいいのか


中国語の中中辞典で最も権威のある辞書は『現代漢語詞典』(商務印書館)だと思いますが、その第五版が2005年に出されました。私は手元に1978年版と1997年修訂本があるので、なにも中国語で食べているわけでもないから、新しいのを買わなくてもかまわないと思い、購入していないのですが、この第五版がこれまでと違い、はじめて品詞標示がなされたというところに、今回改訂の大きな目玉があるのだそうです。

語彙を集めた辞書には当然その語のすべてに品詞が明記さていると考えるのが現在の常識だと思うのですが、中国語の辞書の場合はそうではないようです。中国語の辞書に品詞が表記されたのは、1963年に岩波書店から出された倉石武四郎の『岩波中国語辞典』が一番早いのだそうで、中国では1982年に商務印書館から出た北京語言学院編の『簡明漢英詞典』なのだそうです。私の手元には1994年度版の大修館の『中日大辭典』があるのですが、戦前の東亜同文書院から引き継がれたこの辞書には、まだ品詞の表記がついていません。そういえば漢和字典、今はたいてい品詞表記がなされていますが、昔はないのが普通でした。あの諸橋徹次の『大漢和辭典』も当然ながら品詞区分は載っていません。

中国語は形態変化が乏しいから品詞を決定するのは難しいのだそうですが、品詞を確定することなんか語学の学習にはあまり関係のないことなのでしょうか。


それはともかく、今日は中国語の品詞の問題についてちょっと考えてみました。

『現代漢語詞典』で示されている品詞は、1名詞、2動詞、3形容詞、4数詞、5量詞、6代詞、7副詞、8介詞、9連詞(接続詞)、10助詞、11感嘆詞、12擬声詞の12種類だそうです。

品詞分類の内容については、荒川清秀さんが「Web東方」で詳しく解説しておりますので、その一部を紹介しておきます。

時間詞と方位詞を名詞に、助動詞と趨向動詞を動詞に、属性詞と状態詞を形容詞に帰属させ、代詞を人称代詞、指示代詞、疑問代詞の三つに分けた。属性詞は朱徳煕のいう「区別詞」で、“男”“大型”の類。もっぱら名詞修飾語になるグループで、名称としては属性詞の方がわかりやすいだろう。もう一つの状態形容詞は“雪白”“慢腾腾”の類で、これは朱徳煕の形容詞二分類の一つ性質形容詞に対立するものである。

この解説の中に「時間詞」とか「方位詞」、さらに「趨向動詞」、「属性詞」、「状態詞」、「区別詞」……など、私の知らない単語がいっぱい出ています。私の勉強、まだまだつづけないといけないようです。
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by damao36 | 2008-02-16 12:10 | 中国語 | Comments(0)
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