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体感中国語38―中華の民は外向きか


ホンコンやシンガポールに英語式で手紙を書くとき、宛名は日本語とは逆に番地、道路名、市名というふうに、点からすこしずつ円を広げていく書き方をします。年月日も日・月・年の順序になります。今年のオリンピックが2008年8月8日8時8分8秒だかに開会宣言をすると報道されていますが、この時刻、英語ではどう表記するのでしょうか。

この前、上海のホテルでローマ字によるサインを求められました。最近はアジア人の名前は必ずしも欧米式に「フアーストネーム+ファミリーネーム」にしなくてもよいとも聞いていたので、どちらにしようかと迷いました。

このように欧米人はなにごとも個から出発してさらに広いところへと進んでいきますが、日本の場合はまず全体があって、その全体のどのあたりかと範囲を絞り、個にたどりつきます。だから、欧米文化は外向的で積極的、日本の文化は内向的で消極的、といわれたりします。

確かにそれはそうではありますが、人名とか住所とかの表記というもの、日本はもともと中国のまねをしたに過ぎないのではないでしょうか。中国文化の影響なのではないでしょうか。

私は高校で世界史を取りそこなったので、世界史には弱いのですが、中国には『史記』とか、『三国志』とか、『水滸伝』とかありますが、部族や集団、仲間意識で行動するパターンが西洋よりも強かったのではないでしょうか。

競って国外へ移住し、平気で国籍を変更する華人たちを見ていると、同じように全体から個へ向かう文化を共有しながら、中華の民は大和の民に比べると、はるかに外向きに思えるのです。

コトバの表現の仕方も、私たちとは違うところがかなりあるように思われるのです。
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by damao36 | 2008-02-08 14:22 | 中国語 | Comments(0)
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