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体感中国語21―疑問副詞がないのはどうして


文章の書き方というのに5W1Hというのがあります。

だれ(who)が、いつ(when)、どこ(where)で、なに(what)を、どのようにどれくらい)(how)、○○した。なぜなら(why)。」というもので、その各要素を表す英語の頭文字を並べたものです。


上の単語に該当する中国語を並べると、以下のようになります。

?  什么时候?   ()哪儿?   ()什么?    怎么(样)?    为什么?


ところで、中国語の基本的な語順は前回説明しましたが、「主語+状語+述語+賓語」です。


上の中国語の疑問詞の中で主語または賓語となりうるのは「」と「什么」の2語だけで、あとの「什么时候」、「 哪儿(里)」 、「 怎么(样)」、「为什么」はすべて状語の位置につく語群です。


ところで、英語の「who」と「what」は疑問代名詞で、後の語、「when」、「where」、「how」、「why」は疑問副詞です。


しかし、中国語は全部疑問代名詞で、疑問の副詞という区分けは見つかりません。


日本語は「だれ」、「いつ」、「どこ」、「なに」は名詞(代名詞)で、「どれくらい」と「なぜ」は副詞です。


どうして、言語が違うと同じようなはたらきに思える語まで、品詞が違ってくるのでしょうか。

中国語の「怎么(样)」、「为什么」はどうしたって動詞しか修飾しないと思うので、少なくとも疑問副詞とすべきではないのか。そんなことを考えると夜が眠れないのです。
by damao36 | 2008-01-28 22:00 | 中国語 | Comments(0)
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