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体感中国語15―なぜ「賓語」なの


「~を~する」、「~に~する」、「~へ~する」というときの「~を、~に、~へ」のつく語を日本語では連用修飾語の一つとして数えています。英語のように「~を、~へ」に該当する部分が述語の後ろに位置するときは目的語といっています。

ですから、そのような表現が後ろに来る中国語も、わが国では目的語と呼んでいます。

一方、「~である」の「~」の部分、日本語は名詞述語文の述語の一部になります。英語は補語になります。中国語の場合は、前回取り上げましたが、いまの中国語文法界は目的語だと考えているようです。


中国で出されている文法書は日本語で目的語と読んでいるものを賓語と呼んでいます。英語の目的語と補語に関する考え方が、わが国の中国語文法界と同じかどうかは、今の私にはわかりませんが。


ただ、私としては「~である」の「~」の部分、英語の補語の部分までをも目的語と称することが釈然としないのです。ですから、「賓語」と呼んで、それは英語でいう目的語と名詞主賓補語を含むと考えたらいいと提案したのでした。



ところで、わが国では目的語と訳したものを、中国人は「賓語」または「客語」と、いずれも「お客さん」というような意味で訳しています。この訳語はなかなかおもしろいのではないでしょうか。


どういうわけでそのように訳されたのか、これもまた私にはわからないことなのですが、暇にまかせて、勝手に以下のように推測して、たのしんでいるのです。


コトバというのは情報を相手に伝えるものです。

どう伝えるか。今は車社会ですから、当然車で相手のところへ情報を運びます。

語り手は運転手です。時には助手席に坐るかもしれません。

述語はエンジンです。エンジンを含む動力機器です。

客席には目的語と補語が坐ります。

だから「お客さん
賓語」なのです。
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by damao36 | 2008-01-25 12:31 | 中国語 | Comments(0)
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