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 岸田内閣の「新しい資本主義」の提唱に期待?

1月3日「サンデルの白熱教室 中国の友よ! 君は幸せなの? 国家を信頼すべきか 日米中の大激論」を視る。結論を言うと、タイトルから予想した内容とは真逆であった。

1月30日、たまたま「欲望の資本主義」最終章を視る。日本の新進経済政治学者の斎藤幸平氏が出ていたので、彼の著作『人新世の「資本論」』を読んでみた。

人新世」という語、「人間がわが物顔に地球の自然資源を食い散らす最新の世紀」の意味ではと理解する。

ところで、国際政治では超大国のアメリカ大統領バイデン氏が「今は民主主義と専制主義との戦いだ」という趣旨の発言を繰り返している。もっと正確に言うと、これは政治が介入しない米欧日の自由型資本主義と政治が介入する中国の専制型資本主義との戦いと理解すべきではないのだろうか。

今や資本主義は頂点に行き着いて、このまま成長を続けるならば、私たち人類の生存基盤である地球の資源を食い尽くし、人類の住めない、住み難い地球環境になるのではないか。

自由型資本主義の米欧日は経済成長路線を簡単に転換できるのだろうか。専制型資本主義の中国は経済成長路線で「小康社会」は実現できたので、次は「共同富裕」を目指すと宣言している。米欧日の政治リーダーたちも、民主主義の自由型資本主義の国家の社会目標をきちんと示していただきたいものだ。ひょっとすると、岸田内閣の「新しい資本主義」の政策提唱が10年後、20年後の日本の未来図に希望を与えてくれるのではと期待している。(2022・1・31)


by damao36 | 2022-01-31 06:55 | 政治 | Comments(0)
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