『中国語文法ワールド』P.10の凡例で,中国語の文構造を以下のように示しました。
これを記す段階で,私が問題だと感じたことは「述語とは何か」「述語の範囲はどこからどこまでか」といったい述語の定義とその範囲の限定でした。 ※ その定義と範囲をまとめたものが,P.45の≪文法用語≫の「主語と述語」です。 製本後に「これでいいのか」と疑問に感じているのは,以下の4点です。 ① 上表の述語を述語コアとすべきではないのか。 ② 付加語の記号をα(前置付加語)やβ(後置付加語)としているが,付加語をαとし,前置付加語をα1,後置付加語をα2とした方がよいということ。なぜなら,後述の§17-3の動態助詞ではその方が表記しやすいから。(実際に後述でのβ使用例は少ない。) ③ 前置付加語に程度副詞のお飾りの“很”を入れているが,それでいいのか。 ※ 前置付加語は助動詞と進行の副詞“在”,否定の副詞“不,每,别…”,お飾りの副詞“很”で,後置付加語は動態助詞の“着,了,过”。補語は動作結果にかかわる結果・方向・可能の補語,外的状況の程度や状態を示す程度・様態補語,動作回数や持続または経過の時間量を示す数量補語になります。 ④ 述語を限定する補語の限定記号を←印で示しているが,これも・印でいいのではないか。 ※ 理由は定語と主語・述語,状語と述語との修飾関係は定語・状語を省いても基本的な文意に影響しないが,付加語や補語は述語の意味に変更を来たすから。また,§7-1の表≪補語の種類とその構造≫(P.112)などもその方が整理しやすいから。
以上4点を受けて,上表を以下のように整理した方がベターではないでしょうか。
by damao36
| 2017-07-30 11:07
| 中国語
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