ニュースの言葉――”推波助澜””靠近并拉拢””不满并警惕”

 昨日のこのブログ記事では”中日三大対立点”を取り上げました。日中間の対立点として尖閣諸島や南海諸島の問題はニュースでもよく取り上げられるているので、日中間の大きな問題だと感じておりましたが、中国にとっては日本の台湾に対する態度もとても気に障る上記の2例に並ぶ大きな対立点だとは思っていませんでした。
 
 それはさておき、その記事の中で私が理解しにくかった以下の3つの文を抜き出して、検討しておくことにします。
 (A) ,中国外交部言人28相信问题安倍没少推波助
 (B) 日本防止、台湾在钓鱼岛问题及南海之争中日本正在积极靠近
   
蔡英文政

 (C) 中国大
认为问题中国核心利益日本十分警惕
 
 まず、(A)文です。主語は”中国外交部言人”で、述語は”表”、賓語は”不”で、”不”の内容が”相信在问题上安倍没少推波助”になるのでしょう。”对””28”は状語です。わかりにくかったのは賓語”不”の内容”相信在问题上安倍没少推波助”でした。この部分の述語は”相信”で、その賓語が”在问题上安倍没少推波助”で、その賓語の述語が”没少”でしょう。この部分の主語は省略ですが、中国側でしょうか。何を中国は”相信”(信じる)なのかというと”在问题上安倍没少推波助”です。”在问题”は状語、”安倍”は主語、述語は”没少”で、”推波助”が賓語です。問題は述語の”没少”の”少”。これは形容詞ではなく、「減らす」意の動詞に違いありません。ですから、この文の意味は「(中国側は)この問題について安倍政権が波風を立てる行為を減らす意志があるとは感じられないと認識している」となりそうですが、正しいでしょうか。

 次に(B)文です。この文の基本構文SVOは”日本正在靠近并拉蔡英文政”(日本は蔡英文政権に近づき味方に引き入れようとしている)で、他の語句はすべて状語(連用修飾語)でしょう。その状語の介詞”为了”が導く賓語が”防止、台湾在钓鱼岛问题及南海之争中付日本”で、長いのでわかりにくところです。この状語の導く賓語の基本成分は”大、台湾日本”のSVO構文です。この長い状語は「(日本が)大陸と台湾が釣魚島や南海の争点中の事柄について連携して日本と対処するのを防ぐために」という意になりそうです。

 (C)文、””が私にはよくわからないのですが、”问题中国’核心利益’”(この問題は事柄が中国の核心利益”にかかわる)という主述述語の文と解し、この主述連語が述語”认为”の賓語となる、心理・言語動詞に見られるいわゆる内界文(あるいは心中分?)としておきます。後半の文”日本十分不并充的警惕”の主語は前文と同一で、述語は形容詞の”不”と動詞の”警惕”(警戒心)でしょう。訳は「日本の態度に対して非常に不満であり、警戒心に溢れている」ではどうでしょうか。この文は因果関係の複文で、後半に”所以”を加えると明確になるのではないでしょうか。日中間,なかなか”冬去春来”になりそではありませんね。

 参考までに例文の述語を太文字に、状語には下線を付しました。述語の前にある名詞・名詞句が主語で、後にある名詞・名詞句が賓語です。定語は特に指摘はしていません。(B)文のように、書面語には状語(連用修飾語)が大部分で、入り組んだ文もあるのですね。






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# by damao36 | 2017-06-21 11:11 | Comments(0)