これでいいのか㉑――状語の分類

 拙著『中国語文法ワールド』§6-1の「状語――“地”の用法」(P.94)では、状語を一文中の状語構成の語句数によって「状語1つの例文」~「状語3つ以上の例」と大きく3分類しました。

拙ブログ「これでいいのか⑰」では「状語には①述語の時空間を示す状語時間詞・方位詞・場所詞,それに時空間を示す介詞連語),②述語と関わる人・物・事の働きに関わる状語述語と人・物・事との関連を示す介詞連語),③述語の状態を示す状語副詞や形容詞など)とがある」という新たな分類を示したので,『文法ワールド』のどこかにも一言補足しておく必要があるのかなあと思っております。


新たな分類は状語構成品詞等の語句による分類です。

①の述語の時空間を示す状語はカッコで示したように「時間詞・方位詞・場所詞,それに時空間を示す介詞連語」になります。日・英語では名詞の一つである時間詞・方位詞・場所詞を特に取り立てることをしませんが,中国語の時間詞・方位詞・場所詞,特に時間詞・方位詞は主語や賓語になるよりも状語(日本語の連用修飾語,英語の副詞句)になることの方が主になるので,取り立てて指摘し,時間詞・方位詞・場所詞以外の名詞を一般名詞(個体名詞<普通名詞>・集合名詞・物質名詞・抽象名詞・固有名詞)と呼んで峻別するのです。

※ 時・空間を示す介詞連語を『文法ワールド』例で示すと,“在我面前”“每两个星期”“2010年以后”“把这本书”“为大家的健康”などです。日本語訳は時・場所を示す格助詞の「に」(動作・作用の行われる時・場所/帰着点・方向)「で」(動作・作用の行われる時・場所)「を」(動作・作用の対象)になります。


②の述語と関わる人・物・事の働きに関わる状語は「述語と人・物・事との関連を示す介詞連語」で,これは§16の「介詞(前置詞)と介詞連語」のP.318で示した≪介詞一覧≫のの「述語と人・物・事との関連」の以下のELの介詞になります。



E 対象・目的・関連

1  1  1    2  1  2   4  

/  5   关于  1  2 2  2 

1wèi 3    /

F 手段・方法

 2 2  

G 根拠

根据/依据/按照/依照  ///   1   1

  1  3  2  3

H 原因・理由・目的

/2  由于 4  2wèi    4

I 処置

    3

J 受身

  2  2   4   wéi  6

K 比較 

  比较  7   2 /3 /2  

L 命令

5




 ELの介詞についてはその訳語を赤字で示していますが,その説明が徹底しているかどうか、要検討です。(徹底できているかどうか、よろしかったらご検討ください。


最後の③の述語の状態を示す状語は副詞や形容詞以外に,重ね型副詞,動賓連語・四字語・擬声語,数量詞も入れていいでしょうか。






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# by damao36 | 2017-09-05 10:47 | 中国語 | Comments(0)