“紧锣密鼓”(鳴り物入り)と“亦步亦趋”(尻馬に載る)

6月22日の中文導報のトップ記事は張石記者の<日本紧锣密鼓推进中日首脑互访>でした。“紧锣密鼓jǐnluomìgǔ 现代汉语词典》には“锣鼓点敲得很密、比喻正式或公开活动前的紧张的舆论准备。也形容准备工作进行得紧张、急促。”との説明でした。

訳は「日本政府は鳴り物入りで日中首脳の相互訪問を推進している」とでもなるのでしょうか。かなりオーバーな表現ですね。7月ごろに李克強首相が、来年習近平主席が来日し、安倍首相は今年中に中国訪問する、そういうことになるのでしょう。このタイトルの述語は“推”で、“紧锣密鼓”は状語になるので、典型的なSVO文です。


なお、小見出しに<日本警惕美国再行顶外交>とありました。“再行”とあるのは、70年代のニクソンの中国訪問を踏まえての表現です。“警惕”の証拠としては5月1415日に開催された“一帯一路”国際会議に、アメリカが48時間前にNSCのアジア部門の部長を派遣することを決定したので、日本は党代表の二階堂幹事長だけでしたが、急遽政府代表の経産省の松村祥史副大臣と首相秘書官の今井尚哉氏を参加させたということを挙げて、この記事を以下のようにしめくくっていました。

这也说明,在改善中国关系方面,日本不甘心在被美国抛下,然后跟在美国后面亦步亦趋。

この最後に出ている成語の“亦步亦趋yìbù-yìqūを調べてみたら、<《庄子田子方:”夫子步亦步,夫子趋亦趋。意思是老师走学生也走,老师跑学生也跑。比喻自己没有主张;或为了讨好,每件事都效仿或依从别人,跟着人家行事。>とありました。日本語では「定見がない;何もかも人に同調して機嫌を取る;人の尻馬に乗る」とありました。


 この論評、ひどい言い方ですね。事実誤認があるとしたら、日本人としては断固抗議すべきではないでしょうか。


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# by damao36 | 2017-06-25 07:32 | Comments(0)