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≪香港十天之遊≫8.14~24

 オフィスビルならまだしも,50階前後のマンションビルの林立はまさに空中楼閣。

 マカオにも一泊。帰りは中国・珠海を見物してフェリーでもどる。珠海と香港35kmを結ぶ港珠澳大橋の橋桁も処々に姿を表す。

 ところで、香港政情は来年普選の前哨戦中。民主派は中秋節の頃に金融街を人波で埋める“佔領中環”デモを計画。親中派はそうはさせじと“反佔中”キャンペーンが。騒乱のニュースは特にないから、親中派に抑えられたのだろうか。

 ウクライナ、タイ、シリア、・・・米軍解放後のイラクを思うと、単純に「○○の春」を期待してもよいのだろうか。
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by damao36 | 2014-09-12 10:42 | 中国 | Comments(0)

体感中文37―使役と受身,なぜそうなのか

  使役のマーカー“叫、让、使、令、请”は動詞で,受身の“被、叫、让、给”は介詞なのかがなかなか解せませんでした。でも,使役はSV0/SVOの兼語文で,使役のマーカーは賓語を取るから動詞。受身はSMV文で,そのマーカーは状語Mのコアとなる動作主を導くだけだから介詞。今はそういう説明でいちおう納得しております。


 それにしても,使役文と受身文,日常会話ではどうして“使”や“被”よりも“叫”や“让”の方が使用頻度が高いのでしょうか。そういうことが気になっていましたが,三宅登之さんの『中級中国語 読みとく文法』(白水社)を読んでいたら,「人が他の人に何らかの命令や依頼を行なう際には、通常は声をかけて言葉で行なうのが普通ですので、『呼ぶ、声をかける』という意味の動詞“叫”が使役を表わす動詞となっています。」(P178)とあり,なるほどと思いました。

 それなら“让”はどうなのでしょうか。《现代汉语词典》の語釈の第一には“把方便或好处给别人”(便利なことやいいところは人に譲る)とありました。つまり,「このような行為をすることはあなたにとっては都合のいいことなんですから,あなた自身がされたらどうですか」とやはり言葉で働きかけているんだ。それでこれも納得でした。

 私たち人間社会では「させたり」「されたり」という,時に利害得失にかかわる関係がしょっちゅう起こります。“使”を用いると「強権的にさせる」意味があり,“被”には「なにがしかの害を被る」意味をネイティブはまず感じ取るので,人間関係を和らげるためには,“使”や“被”はなるべう避けて,“叫”や“让”を用いる,きっとそうなのでしょう。
  ≪補足≫ “被”は“被害”の“被”ですから,いいイメージではありませんが,近ごろは西欧語の影
       響で,事情が変わっています。“他被表扬了”(彼は表彰された)などと,“被”が堂々
       と使われるようになってきました。また,使役や受身の表現はもともと人間関係の中
       で生まれる出来事ですから,行為者・被行為者ともに有情物になるはずですが,今は
       無情物の主語も増えているとのこと。日本語もだそうです。 
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by damao36 | 2014-09-12 10:31 | 中国語文法 | Comments(0)