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体感中文43―中国語のリズム私考

 中国語の名詞は2音節語が大多数です。動詞や形容詞の基本語は単音節語ですが,次第に2音節語が増え,今は2音節語が半数を大きく超えています。単音節語も実例では動態助詞や補語動詞がついて,述部もたいてい2音節かそれ以上です。

 それに比べて文法機能の意味をもついわゆる虚詞の多くは単音節語です。介詞,助詞,助動詞がそうです。2音節語に 単音節語が混じる,それに単音節3連続連語,単音節語プラス2音節語結合の連語,そうした1拍・2拍・3拍の3つの音節をもつ連語の組み合わせが中国語のリズムを作っている,今の私はそう推測しています。
1 少/花钱, 多/办事。Shǎo huōqián, duō bànshì.
  Get more done on less money.(すこしの経費で多くの仕事をする)
2 你/帮了我/大忙。Nǐ bāngle wǒ dà máng.
  You’ve been a great help to me.(大変たすかりました)xīn chǎnpǐn de kāifá.
3 我们/成功地/完成了/新/产品的/开发。Wǒmen chénggōng de wánchéngle
  We successfully completed the development of new product.(私たちは新製品の開発 をやり終え
  た)
    ※ 1は1拍と2拍,2は1・3.2拍,3は2・3・3拍に1・3・2拍のリズム。1拍の代詞・動詞・形容詞など
      の実詞は鋭く重く,助詞などの虚詞はおおむね軽声で発音。


 それから中国語は<名詞+□+名詞+動詞>といった文型が多い気がします。連動文・使役文・受身文・比較文などです。連動文・使役文の□は「~に言いつける」という意の動詞で,受身文・比較文の□は介詞です。□には使役も受身も同じ語が用いられたりしていますが、受身と比較の介詞連語は文全体としては修飾成分の状語なるので,介詞です。でも,その意味を考えると,受身の場合は「~によって」,比較の場合は「~に比べて」となり,訳に動詞が含まれます。ですから,介詞も準動詞と考えてVで表すなら,中国語はVOの繰り返しで意味を膨らませる,そんな感じがします。 

 中国語表現のもう1つの特色。前にも述べましたが,日本語にも共通することですが,「はじめに時間ありき」,いや「空間(天地)ありき」ではないかということです。
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by damao36 | 2013-02-18 11:13 | 中国語 | Comments(0)