2017年 07月 30日 ( 2 )

これでいいのか⑦――述語の範囲

『中国語文法ワールド』P.10凡例で,中国語の文構造を以下のように示しました。

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定語主語 状語α・述語・β 補語定語賓語 



これを記す段階で,私が問題だと感じたことは「述語とは何か」「述語の範囲はどこからどこまでか」といったい述語の定義とその範囲の限定でした。

  ※ その定義と範囲をまとめたものが,P.45の≪文法用語≫の「主語と述語」です。




製本後に「これでいいのか」と疑問に感じているのは,以下の4点です。

① 上表の述語述語コアとすべきではないのか。

② 付加語の記号をα前置付加語β後置付加語)としているが,付加語をαとし,前置付加語をα1後置付加語をα2とした方がよいということ。なぜなら,後述の§17-3の動態助詞ではその方が表記しやすいから。(実際に後述でのβ使用例は少ない。

③ 前置付加語に程度副詞のお飾りの“を入れているが,それでいいのか。

   ※ 前置付加語は助動詞と進行の副詞“否定の副詞“,,お飾りの副詞“”で後置付加語は動態助詞の“,,”。補語は動作結果にかかわる結果・方向・可能の補語外的状況の程度や状態を示す程度・様態補語動作回数や持続または経過の時間量を示す数量補語になります。

④ 述語を限定する補語の限定記号を印で示しているが,これも・印でいいのではないか。

   ※ 理由は定語と主語・述語,状語と述語との修飾関係は定語・状語を省いても基本的な文意に影響しないが,付加語や補語は述語の意味に変更を来たすから。また,§7-1の表≪補語の種類とその構造≫(P.112)などもその方が整理しやすいから。




以上4点を受けて,上表を以下のように整理した方がベターではないでしょうか。

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定語主語 状語α1述語コア・α2 補語定語賓語 








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by damao36 | 2017-07-30 11:07 | 中国語 | Comments(0)

これでいいのか⑤——中国語の16文型

 英語の文法書には必ずと言っていいほど5つの英語文型の説明があります。なのにどうして中国語の文法書には文型を説明したもがのほとんどないのでしょうか。日本語も同じですが,テニヲハ付着語の日本語文は主語がきて連用修飾語がきて述語で終わる,動詞述語文でいうと基本文型はの1文型だから,その説明は不要だからでしょう。中国語はあまりにも多くなりすぎると考えられているからではないでしょうか。

私は『中国語文法ワールド』§4文型と文種の≪文型表≫(P.56)で,中国語文型を16文型にまとめました。改めてその表を眺め,気づいたことが3点ありました。

 ① 動詞述語文の③~⑦は文型にまとめてもいいのではないか。

 ② 動詞述語文の⑧動詞補語文はCOOCの3文型にした方がいいのではないか。

 ③ 比較の“比”構文には動詞述語文と形容詞述語文がありますが,介詞“比”の後につづく名詞記号を⑥は,⑭は2となっている。要統一か。

※ <介詞名詞)>の名詞は介詞の賓語になるので,に統一すべきかもしれません。いや,は述語の賓語が繰り上がった記号ですから,の方がいいのではないでしょうか。


もし①と②のように整理したら,中国語の動詞述語文はCOOCOOSVO/SVOの9文型になり,これまで中国語文型16としていたのが,14文型に減るので,この方がいいのかなあと思ったりしております。

なお,“是”構文を名詞述語文とする説もあるようです。





 

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by damao36 | 2017-07-30 08:50 | Comments(0)