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4月1日の朝日新聞

 4月1日の朝日新聞には「オピニオン」という大型コラムの広場があり、「小沢VS.検察」というテーマで評論家の立花隆氏の寄稿文と検察OBの弁護士宗像紀夫氏へのインタビュー記事が載っていて、読み応えがありました。

 立花氏の見出しは「民主代表のまま裁判を続けるのか 師から何を学んだ」で、宗像氏の見出しは「捜査手法も着手時期も疑問が多い 特捜の体質変容の危機」でした。

 立花氏の内容は小沢氏の師である田中角栄がロッキード事件で起訴されたとき、まずおこなった行為は党には迷惑かけないと自民党離党届けを書いたことで、小沢氏はその行為を学ばず、党を自分の裁判に巻き込もうとしている、それは民主党を道連れにする間違った行為だということでした。朝日の31日の社説と同じスタンスです。

 一番違和感を感じた点は「これは小沢氏個人の問題なのだから」、次に「もっと大きな物が出てくる」という前提でのもの言いでした。

 元検事の宗像氏は見出しにあるように、「捜査手法も着手時期も疑問が多い 特捜の体質変容の危機」です。

 ところで、前回のこのブログで私は「「(朝日は)検察に説明責任はない」という検察OBの堀田力氏の論を……載せたのなら、同じ検察OBの郷原信郎氏の……説をどうして載せようとはしないのでしょう」とイチャモンをつけたのでした。まさかその声が届いたとは思いませんが、小沢問題の捜査に疑問を呈する検察OBの記事を掲載していたことはバランスが取れて、いいことだと思いました。

 なお、3月12日には米コロンビア大教授のジェラルド・カーティス氏の「違法献金事件 検察には説明責任がある」という論文が掲載されていました。ですから、昨日の私の朝日非難はやっぱりイチャモンだったかといささか反省しているのですが、カーティス氏がその論文の中で「(10日の社説)「民主党―この不信にどう答える」を問うだけでなく「検察―この不信にどう答える」という社説も書くべきだ」と述べているのは、わが意を得たりという思いでした。

 それにしても1日付朝日には『週刊朝日』の広告が載っていて、そのタイトルを眺め、執筆者を見ていて、まだ中身は覗いていないのですが、なんとなく本体の新聞論調とは正反対の立場でないのかという感じがし、不思議な感じがしております。

 【週刊朝日・目次(一部)】
  “ザル法”政治資金規正法 検察よ、それならみんな逮捕するのか? 検察の劣化
  民主党「小沢おろし」 お家芸「足の引っ張り合い」が始まった
  涙の小沢会見 報道されなかった“重要部分”
   ジャーナリスト 上杉 隆
  民主主義を否定する特捜検察の横暴    元検事 郷原信郎
  バランス欠如、組織防衛、世論づくり…「衰退の本質」を斬る
    宗像紀夫/室伏哲郎/鈴木宗男/魚住 昭/五十嵐 仁

 上記の記事を読むのは「お後のお楽しみ」にとっておくこととし、新年度朝日のオピニオン・コーナーの新設についての感想を述べると、これはいい企画だということです。

 つらつら考えると世の中の主だったニュースはほとんどテレビやネットで、新聞を読む前に私は知ってしまっています。ですから、新聞を読む楽しみはというと、主として有名人や専門家のコラムとか解説記事なのです。相も変わらぬ新聞創設以来の紙面のレイアウトはもう時代遅れではないのか、そんな感じが強いのです。

 実情をいうと、私は地元紙だけを購読し、他紙は歩いて5分ほどの○○センターで読むことにしています。本当は地元紙もいらないのですが、わが家に1紙もないとドラマばかり見ている内のカミサン、ますます政治音痴になり、また番組表だけはよく見ているので、断らないでいるのです。私一人なら、新聞もTVもやめて、好きな執筆者のネット配信記事だけ受ければそれでいい、かなり本気でそう思っているのです。

        (憧れのマスコミ就職試験に落ちた怨念が、この年になってムラムラと燃え上がる 執念深いネズミ)
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by damao36 | 2009-04-02 08:03 | 政治 | Comments(1)
Commented by 古井戸 at 2009-04-26 04:21 x
おくればせながら、図書館でコピーして読みました。
立花隆の意見は、検察が泣いて喜びますね。むかしから、検察スポークスマンをやっている。
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