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内界表出文、このネーミングは適切か。

 中国語には一文中に述語動詞が2つある文があります。SVOVO文型の連動文とSVO/SVO文型の兼語文、それにSVO(=SVO)文型の、特定呼称のない文です。この名無しの文を私は文型名を主述賓語文(賓語がSVOなので)、文種名を心中文または内界表出文(略して内界文?)と呼ぶことにしました。物事を明確に区別するためには、「名無しの権兵衛」ではやはり不便ですよネ。
   ※ 内界という語は「内部の世界。心の中の世界」と大辞泉にはあります。《现代
     汉语词典》には“外界”という語は登録されていますが。”内界”と言う語はあり
     ません。

 この内界文になる述語動詞はi以下のような語になります。日本語訳は「~と〇〇」になることが多く、英訳では関係詞を用いることが多いようです。
    

≪主な心理・言語活動動詞≫

猜 应 打算 担心 断定 感谢 高兴 计 
害怕  怀疑 迎 得 决定 决心 渴望 肯定
明白  盼望 期待 说 说明 厌 听见 听说
希望 喜欢 相信 想 /认为 定 知道 愿意
证明      巴不得 恨不得       


 この文型、主語が人称代詞で動詞が”喜欢、相信、想、”などであれば、主語の心の中の”つぶやき”になるので、心中文がいいと思ったのですが、主語が物事で動詞が”决定、说、说明、证明”などになると心の中の”つぶやき”とはいえないので、「外界」の対義語の「内界」にしたのでした。上記の動詞、心理動詞とか言語活動動詞とかに区分けすべきでしょうか。





by damao36 | 2017-06-15 17:41 | 中国語文法 | Comments(0)
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